Basia – Cruising for Bruisin 日本とポーランド
バーシャはポーランド出身の歌手です。
バーシャのこの曲は大好きで、シャーデーなどの曲もそうですが、アルコールが入ると、ヘッドフォンで大音量で聴きたくなります。
Basia – Cruising for Bruisin
ポーランドは大変な親日国だそうです。最難関の国立ワルシャワ大学には日本学科があり、学生のあいだで大変人気が高いそうです。
ポーランドと日本の関係は、第一次世界大戦中の日本赤十字社によるシベリアからのポーランド孤児救出などの歴史的な背景もあり、現在まで良好な関係を保っているようです。
また、その他にも、これはポーランドに限らない話ですが、彼らが幼少期から日本のアニメ、漫画を見て育ったという生活環境から、日本への関心、好意が自然と醸成されてきたという側面もあるように思われます。
そして、もう一つ、やはり見逃せないのは、ポーランドがドイツとロシアという大国の狭間にあり、過去、両国に侵略され、蹂躙された国であるという点があげられるように思われます。つまり、どういうことかというと、ポーランドが両国に対する緩衝材としての役割を、日本に求めているのではないかということです。
第二次世界大戦中、日本とドイツは同盟国でしたが、日本が同盟国であるドイツの意向を常に受け入れていたかというと、かならずしもそうではないようです。顕著な例では、杉原千畝のヤダヤ人に対するビザ発給に対し、だびたびドイツからの抗議があったにもかかわらず、日本は無視していたようです。
また、ロシアに対しては、日本海海戦で日本が勝利しています。
このような意味で、ポーランドははっきりと意識しているか意識していないにかかわらず、いざというときの両国への緩衝材、仲介者としての役割を日本に期待し、それが日本への好意的な評価に繋がっているように思われます。